アイアイの歌と伴奏
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アイアイの歌詞には3番めがある？
歌ではかわいらしいイメージの「アイアイ」ですが、実物は子どもが泣きそうな怖い姿。
アイアイはマダガスカル島に生息する猿。体長は約30～45cm、体重は約2～3kgで、「飛ばない大型コウモリ」のような外見。夜行性で、樹上生活をしています。長い爪と鋭い歯で木の幹を削り、昆虫の幼虫を食べる習性があります。また、独特の高い声で鳴くため、マダガスカルでは不吉な動物とされています。
どんな鳴き声なの？
甲高い声で「キィー！」「ニィーア！」と鳴きます。
指がとても長く、中でも中指が特に長い特殊な手。この手で木の幹を「トントン」と叩いて、さらに「キィー！」と鳴くことで昆虫を追い出して食べるのだそうです。
アイアイは、霊長類の中で最も原始的な種の一つで、約6000万年前にマダガスカル島に渡来したと考えられています。アイアイは、他の霊長類とは異なり、繁殖力が非常に低く、生息数も減少中。そのため、国際自然保護連合（IUCN）は、アイアイを絶滅危惧種に指定しています。
アイアイの歌はなぜ作られた？
実は、かわいい名前から勝手に想像して作られた歌でした！
1962年、どういう企画だったか今ではわかりませんが、「かわいい動物の歌を作る」という企画がありました。
かわいい動物の歌を作ってください
それを受けた相田裕美さんは、図鑑の名前だけを見て、アイアイの歌を作りました。（その図鑑には、写真は載ってなかったの？）
相田裕美さん
図鑑に載ってるアイアイって、名前かわいー！これにしよ
↑2019年に出版されたアイアイの絵本。かわいすぎるデフォルメがされてる。
知る人
現地では悪魔の使いって言われてる猿だよ…
実際のアイアイは、目をカッと見開いて、瞳孔が縮小しているようなホラー顔。指は細長くて、「かわいい」の対極にあるような姿でした。
↑カメラマンが相当がんばって、できるだけかわいく撮ったと思われる写真。
でも、アイアイの歌とイメージが広がって、後に引けなくなったんでしょうね…。
アイアイの3番の歌詞
2001年に恩賜上野動物園にアイアイが来園したときに、作詞者の相田裕美さんが「アイアイ」の3番を作詞しました。
3番はどういう歌詞だったの？
この3番では、来園したアイアイの名前や大きな耳などについて述べられている…という情報がありますが、実際の3番の歌詞は見つかりませんでした。
2001年当時のニュースによると、来園したアイアイの名前は「マルミア」と「ソア」です。
そこから3番の歌詞を勝手に想像！
アイアイ アイアイ
アイアイ アイアイ
おさるさんだよ
アイアイ アイアイ
アイアイ アイアイ
おみみがおおきい
アイアイ アイアイ
アイアイ アイアイ
ソアとマルミア
アイアイ アイアイ
アイアイ アイアイ
おさるさんだよ